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ウォーターフォールとスクラムとリーンの違い
みなさんこんにちは。@ryuzeeです。
Agile101より引用の図が分かりやすいので引用・意訳にてご紹介します。
ウォーターフォール
- プロジェクトの終了直前のデプロイまで、何の価値も実現できない
- テストを最後に残しているため、最後の最後まで問題の発見が遅れる
- 要求事項が変化しているかもしれないのに、ステークホルダーへの提案をしない
- 計画に大きく依存しているため、(計画に失敗していると)プロジェクトの失敗に結び付きやすい
- プロジェクトマネージャの力量に依存している
フェーズ分割型ウォーターフォール
- 従来型ウォーターフォールに比べればリスクは少ない
- よくある問題はボトルネックの発生
- 若干の工程の遅れをテスト工程まで引きづり、結果として最後に想像以上に解決の時間を要することになり、結果プロジェクトの終了時期を守れない
- 見積りは難しいのでオーバーコミットメント(過剰な約束)する可能性がある
- フェーズでの見積りは他のフェーズの見積りと独立して行われるが、各フェーズは密接に絡み合っている
- プロジェクトの危険サインはフェーズの終了間際にならないと分からない
スクラム
- 独立した価値ある小さな機能ごとに完全にテストされたものをリリースする
- それによってもし機能が誤っていても、他の機能へのインパクトを極小化することができる
リーン
- 次の機能の選択や開発を行う前に、前の機能の選択、開発、テスト、デプロイを全て完了させる
- それによって機能レベルでのリスクが、他の機能に関連しないよう独立させる
- 「無駄を省く」という基本思想のもと、必要になるまでは何もしない
リーンの考え方はいずれもスクラムにあてはまります。