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【資料公開】スプリントレトロスペクティブ Deep Dive
みなさんこんにちは。@ryuzeeです。
2025年1月8日〜10日開催のRegional Scrum Gathering Tokyo 2025の登壇資料を公開します。
「スプリントレトロスペクティブ Deep Dive」ということで過去のDeep Diveシリーズの続きになっています。 過去のDeep Diveシリーズはこちらからご覧ください。
セッション資料は以下になります。
重要な点を簡単にまとめておくと以下のとおりです。
- 「スプリントレトロスペクティブ」と「ふりかえり」は別のもの。既存の汎用的な用語で置き換えると誤解を招いたり、内容の希薄化につながったりする
- スプリントレトロスペクティブでは「品質と効果を高める」ことを目的としているが、そのときに重要な軸は、(1) プロダクトが価値を生み出せているか (2) プロダクトゴールやスプリントゴールを達成できているか (3) スクラムチームが毎スプリントで価値ある有用なインクリメントを届けられているか
- スクラムチームは自己管理なので、スプリントレトロスペクティブのやり方、スクラムチーム外の人を呼ぶかどうか、スプリントレトロスペクティブの内容をどこまでスクラムチーム外に公開するかは、スクラムチーム自身が決める
- 一般的にスクラムマスターがいつも司会やファシリテーターをするのは、機能不全の兆候
- 改善のアクションアイテムは、本当に重要なこと、少数に集中する。数をたくさんやるのは無意味
- 改善のアクションアイテムは、プロダクトバックログアイテムと同じように考える。すなわち毎スプリントで検査できるくらいのサイズや具体性が必要
- 改善のアクションアイテムは、個人ではなく、スクラムチームとして全員の責任で集中して取り組む (個人にアサインしない)
- スプリントレトロスペクティブの進め方がどうだったのかも毎回検査し、やり方も変えていく
- 何も考えずにフレームワークを使わない。選択したフレームワークがスクラムチームのそのときの状況で有効だったかを検査する
- KPTの乱用に注意せよ
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それでは。