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【資料公開】プロダクトマネージャーのしごと

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。

2023年10月17日に行われたオンラインイベント「プロダクトマネージャーのしごと - Forkwell Library #33」の登壇資料を公開します。

内容は、新刊書籍『プロダクトマネージャーのしごと』に関するものなのですが、30分という時間で全部を網羅的に紹介するのは無理ですし、ぜひ本書を読んでいただきたいので、僕が気に入っているところと、本書全体を通して中心にある考え方を紹介しました。


ちなみに書籍は16章から構成されていて、そのなかで特に自分が好きなのは「7章 「ベストプラクティス」のワーストなところ」です。

職業柄、日頃から「プロダクトマネジメントではどんなフレームワークを使うといいですか?」「プロダクトマネジメントの日本での成功事例を教えてください」「プロダクトマネジメントのベストプラクティスを教えてください」のような質問をたびたびいただきます(なお、「プロダクトマネジメント」のところは「アジャイル」でも何でも好きな単語に変えても大丈夫です)。 でも、「ベストプラクティス」なるものを買ってきて、何も考えずにそのまま導入したところで、うまくいくかどうかは分かりません。

成功させたければ、現実を直視し、ユーザーや顧客に価値を届けるための仕事にフォーカスし、関係者と協力しながら、検査と適応をしていくしかありません。 同じ話が職種にも当てはまります。 「プロダクトマネージャーとプロダクトオーナーの違いは何ですか」とか「プロダクトマネージャーとプロダクトオーナーはどう役割分担をするのがベストですか」のような話をするよりも、協力して進めることに集中すべきです(答えは組織によって大きく変わります)。

これを本書では、「理想的なプロダクトマネジメントと実際のプロダクトマネジメントは大きく違います」とか「会社でプロダクトマネジメントを正しくやらせようとするのは放っておいて、仕事にベストを尽くすことに集中すべきだった」と表現しています。

このような考え方に基づいて、それでもプロダクトマネジメントの仕事を前に進めるために役立つ考え方を紹介しているのが本書です。 プラクティスカタログ集ではなく、日々何をどう考えればいいかの指針を欲している方には役に立つ書籍なのではないかと思います。

内容に関するご意見やフィードバックは、Twitter: @ryuzee までお知らせください。

スライドを見て興味を持たれた方は、ぜひ書籍『プロダクトマネージャーのしごと』を読んでください。

また、プロダクトマネジメントについては他にも翻訳書を出していますので、あわせてお勧めします。

それでは。