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ryuzeeによるブログ記事。不定期更新
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スクラムを1枚で説明する資料7選(2019年版)

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。

スクラムの全体像を表す絵は多数出回っています。コーチングやトレーニングを生業にしている人であればだいたい何度も作ったことがあるのではないかと思います。 今日はスクラムの全体像を表す絵のうち、比較的新しいものをいくつか集めてみたので紹介します。

見出しの行か画像をクリックすると、それぞれオリジナルを公開しているページにアクセスできます。

The Scrum Framework Poster | Scrum.org

  • ケン・シュエイバーが設立したScrum.orgのサイトで公開されているもの
  • 極めてシンプルなので汎用性は高い
  • 一方で、スクラムマスター、プロダクトオーナー、開発チームの記述がでてこないなど、要素がすべて網羅されているわけではないことに注意が必要

Visual AGILExicon

  • Essential Scrumの著者Ken Rubin氏作のもの。このサイトで多くのアイコンや図が公開されている
  • 基本的な時系列な流れが網羅されている
  • スプリントの長さが1〜4週間と書かれているが、正しくは1か月以内で、最短は決められていないので、1日スプリントでも15分スプリントでも構わない

The Difference Between the Scrum.org Professional Scrum Master Classes | Scrum.org

  • Professional Scrum Masterのトレーニングなどを提供しているThe Liberatorsが公開しているもの
  • 最新のスクラムガイドを反映していて、スプリントレトロスペクティブで出たアクションアイテムを必ず1つ以上次のスプリントに投入するという線も書かれている
  • スクラムの5つの価値についても記述があってよい
  • なお、中心部にあるTODO/DOING/DONEのレーンがあるカンバンについてだが、スクラムガイドではカンバンを使えという記述はないので注意(よく使うのは事実)

#scrumosaka スクラムフレームワークを使用する具体的な方法。僕の場合。(前編) - Mitsuyuki.Shiiba

  • 楽天椎葉さんがScrum Fest Osakaで発表されたときのもの
  • 左上が組織構造、左下がスプリント内の流れ、右側が全体の流れになっている。スクラム単体というよりはプロダクト開発の全体の流れを知る上で役に立ちそう

Visualisation downloads | Posters, graphic templates

  • Radtacというアジャイルコーチングの会社が提供しているもの。ダウンロードする場合はメールアドレスや名前の入力が必要(メールニュースはオプトアウトできる)
  • 1枚ではなくて2枚構成になっていて、1枚目が全体像を表す絵になっていて、2枚目が細かい説明になっている

スクラムの概要を1分で理解できるイラスト【2018版】 | Ryuzee.com

Sketch #9: Scrum framework – Agile Wheel

  • Michal Polacko氏が作成したもの。このWebサイトではほかのフレームワークやツールについてもイラストが公開されている
  • スクラムのコア要素以外も含まれてる。たとえばバーンダウンチャートは現在のスクラムガイドには含まれていない、見積りもプランニングポーカーを使わないといけないわけではないといった点は認識しておく必要がある
  • とはいえ、多くの要素をうまく1枚でわかりやすくまとめているという点では秀逸

それでは。