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【新刊発売のお知らせ】変革の軌跡 〜世界で戦える会社に変わるアジャイル・DevOps導入の原則

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。

このたび、2017年1月25日に、『変革の軌跡【世界で戦える会社に変わる"アジャイル・DevOps"導入の原則】』という書籍が発売になりましたのでお知らせします。

本書はトラディショナルが大企業がどのようにして、マーケットの変化や顧客のニーズにすばやく対応して製品をデリバリーできるように変革したか、を事例を使って説明しています。 事例は、著者2人が、米ヒューレット・パッカードに在籍していたときに、LaserJet(企業向けのプリンタや複合機)の事業におけるソフトウェアやファームウェア開発の改革を行ったときのものです。


  • 出版社: 技術評論社 (2017/1/25)
  • Gary Gruver、Tommy Mouser著 / 吉羽 龍太郎、原田騎郎(翻訳)
  • 価格: 2,138円
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4774186635
  • ISBN-13: 978-4774186634
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このような大企業では、単にアジャイル開発やDevOpsのツールやテクニックをそれぞれの開発チームに導入するだけではうまくいきません。 というよりも、そもそもアジャイル開発の導入でさえも多額のコストと時間がかかる上に、導入前には成果すら予測もできません。

彼らはそのようなアプローチではなく、管理職として変革の活動をリードするとともに、いかに複数のチームが協力し合えるようにするか、から始めています。 つまり個々のチームの中のプロセスを変えるのではなく、チーム同士の関わり合い方を変えて、本番に近い環境ですべての変更を統合するサイクルを作り、そのサイクルを短縮して頻度をあげる、ということに重点をおいています。

また本書では繰り返し「ビジネス目標の設定」の重要性を説いています。アジャイルやDevOpsの「導入」(という単語もどうなのかという話もありますが)自体は目的にはならず、あくまで手段です。 ビジネス目標抜きで進めてしまうと、いまやるべきこと、あとでもよいこと、やらなくてもよいことの区別がつかなくなります。そして時間をかけた割には成果がでないということにもなりがちです。

そして目標の設定以外に、企業内に「継続的改善のプロセス」を作ることの重要性を説いています。

本書は現場のエンジニアの方向けというよりは、経営者やマネージャー、リーダーの方などを対象にしています。 また自社のITのあり方を変えていきたいと考えるユーザー企業の方にもお勧めです。

なお、巻末に日本の大手企業の事例を日本語版特典として掲載しています。

【目次】

  • 第1章 変革を理解する
  • 第2章 アジャイルチームを拡大する上での課題
  • 第3章 ビジネス目標と重要な最初の一歩
  • 第4章 エンタープライズレベルの継続的改善
  • 第5章 アジャイルなエンタープライズ計画
  • 第6章 DevOps展開におけるビジネス目標
  • 第7章 メインブランチで開発を進める文化を作る
  • 第8章 組織にしっかりした土台を作る
  • 第9章 継続的デリバリー
  • 第10章 デプロイパイプラインの設計
  • 第11章 安定性の向上
  • 第12章 さぁ始めよう

ぜひお手にとって読んでいただければと思います。ご購入はこちらから!!

また、本書の発売を記念してマイクロソフトの牛尾さんに、バリューストリームマッピングの解説記事を寄稿いただきました。非常に参考になると思いますのであわせてご参照ください。