良いスクラムマスターがすべき4つの質問
みなさんこんにちは。@ryuzeeです。
Len Lagestee氏が書かれた4 Questions Every Good Scrum Master Should Be Askingが分かりやすかったので抜粋・意訳にてご紹介します。 単純ですが、毎日意識したいところです。
1. 自分のチームは健康か?
チームの健康状態はとても主観的なので、この質問はチームがうまく機能していない「匂い」を探し出すことによって答えるべきだ。 これらの「匂い」は通常、笑いや祝福がほとんどないとか、スプリントを完了させるのにとても長い時間がかかるとか、長くて迷走するデイリースクラムとか、ストーリーがスプリントからスプリントへ持ち越されるとか、いつもミーティングに遅れるとか、チームの一体感や仲間意識の欠如によって明らかにされる。 突き詰めると、素早くそれらの「匂い」を見つけてチームのマズイ「匂い」を修正できるかどうかは、良くないスクラムマスターと良い(もしくは素晴らしい)スクラムマスターなのかによって異なるのだ。
2. プロダクトオーナーは満足しているか
満足についても主観的なので、プロダクトオーナーが本当に満足しているかを知るにはどうしたら良いだろうか? 以下はその答えとなりうる例だ。
- 直接聞いてみる
- プロダクトオーナーがスクラムのプロセスをきちんと理解し、何を期待されているかを知っていることを確認する
- チームがスプリントでの持ち越しをできる限り0に減らせるようにする
- ニコカレを使う
- 一緒にいて、彼らの本当のパートナーであるようにする
前向きな思考を持つ。もしうまくいかなかったらとしても(うまくいきそうになくても)チームを前向きな思考で居させて、チームとプロセスを信じること。
3. 自分のふりかえりの運営はチームと組織に変化をもたらしているか
もしふりかえりがチームや組織にとって行動可能なものになっていないのであれば、時間をムダにしていることになる。 常にチームが実施するミーティングが価値のあるものであるようにしていかなければならない。 冴えない淡々としたミーティングにならないように生産性の高い状態にしなければならない。 スクラムマスターにとっては、何がうまくいっていて、何がうまくいっていないのか、そして会議で何が起こっているのかを知ること以上に大事なものは他にはない。
4. 自分はチームのためにできることを全てやっているか(言い換えれば、どうやったら自分がチームにもっと役立つか)
毎日これを意識する必要がある。 そして、あなたのチームをできるだけ生産的にし、あるいは少なくともすごいと感じられるようにしよう。 小さなもの(食物、気楽さおよび環境)から注目して、そこから徐々に進むと良いだろう。 みんなは世の中に多くの働ける場所があるにも関わらず、この組織で一緒に働くことを選んだのだから、意味があり価値のある経験をさせられるようにするべきなのだ。
それでは。