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効果的なデイリースクラムのやり方に関するTips10個

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。

Effective Daily Meetingにて効果的なデイリースクラムに関するまとめがありましたので、抜粋・意訳にてご紹介します。

  • ミーティングの前にタスクのステータスと残り時間を更新すること。これによってチームがどんな状況にあるかに関する最新のスナップショットを持っていることを保証する。ミーティング中に、ボードの更新に時間を使うべきではない

  • 前回のミーティングから変わった点についてしゃべれるように準備しておくこと。チームにとって価値がある共有すべき情報は何なのか?について考えること。すなわちあなたが完了したことについて事細かにしゃべる必要はないということだ。他の人が聞く必要のある情報か、あなたがチームの助けを必要としている情報についてだけで良い

  • 事実を提供することに集中することで話す内容を制限し、会話を簡潔に保ちなさい。ポイントは全員から聞くことだ。 これはスクラムマスターにとっては特にそうだし、スプリントのタスクを持っていない人にとってもそうだ。 このミーティングはチームが話し合う場だ

  • デイリースクラムで問題解決をしないこと。進捗や既に下された判断について話し合うことに専念すること。デイリースクラムの際に価値があるような新しい決定事項についてはデイリースクラムではなくオフラインで実施すること

  • 仕掛り中の仕事を少なく保つこと。本当に進行中の作業のみを仕掛り中とすること。もしあなたがタスクを進めてなかったら、チームはあなたがタスクを始めた際に、何かによってブロックされていたと考えてしまうだろう。1つのタスクが完了する前に他のタスクを開始するべきではない。少ないタスクは少ない話し合いを意味する

  • 小さいタスクは統合すること。タスクは一時間未満に分割する必要はない。各ミーティングで話すタスクは数個に留めることを考えよう。ガイドラインとしては1タスクは3〜6時間くらいが望ましい。 (※[訳注]個人的には30分でも良いと思っている。また5分とかすぐに終わるタスクでも残しておかないと忘れる可能性があり、忘れた場合に大きなリスクになるような項目はボードに貼られているべきだ)

  • 進捗を明らかにするために大きいタスクは分割すること。タスクが大きい見積り時間を持っていると進捗を把握することが難しい。多すぎないくらいに(#6を参照)分割すること

  • ミーティング中は集中すること。マルチタスキングに時間を使わないこと(横での会話、電話やメールのチェック等)。他の人の話を聞き、議論に参加できるように備えること

  • チームのサイズを考えること。チームの人数が多ければあなたがしゃべれる時間は少なくなる。これ自体はたぶんミーティングにおける難しいことの1つではなく、多くの人と効果的にコミュニケーションし協調できるようにすることが難しいことだろう。バックログを共有しつつチームを分割することを検討しよう

  • 他のメンバーとの会話をミーティングまで先延ばしにしないこと。このミーティングは単なるチェックポイントであり、チームとして会話する唯一の場となってしまうべきではないことを覚えておくこと。このミーティングで多くの話し合いが行われているようであれば、このミーティング外でのチームでの打ち合わせが十分ではないということだ