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スクラムルールチートシート
みなさんこんにちは。@ryuzeeです。
Agile Advice – Working With Agile Methods (Scrum, OpenAgile, Lean)に掲載されていたScrum Rules Cheat Sheetが分かりやすかったので、抜粋・意訳にてご紹介します。
はじめるにあたって必須のルール(骨格)
- フルタイムで参加できるスクラムマスターが決まっていて、スクラムチームのメンバーが仕事できる状態であること
- スクラムチームは30日以内に動作するソフトウェアのデモをすることに同意していること
- ステークホルダーをデモに招くこと
できるかぎり早期に実現すべきスクラムの基本ルール
- スクラムマスターは必須や基本のルールに従うことを保証すること
- フルタイムのプロダクトオーナー(専門知識と権限を持っている)が決まっていること
- スクラムマスターとプロダクトオーナーを含む機能横断チーム
- 開発チームのサイズは6プラスマイナス3人
- プロダクトオーナーは開発チームや他のステークホルダーとともに働くこと
- プロダクトオーナーによってプロダクトバックログの作成、管理がなされること
- 3つの質問によるデイリースクラムミーティング(昨日やったこと、今日やること、障害事項)
- デイリースクラムを同じ時間に同じ場所で実施し、15分以内であること
- すべての開発チームメンバーがデイリースクラムに参加すること
- 誰でもデイリースクラムを見ることができる。ただし参加(発言)はできない
- スプリントの長さは30日以内とし、毎スプリント同じ長さとする
- スプリントプランニングをスクラムチーム全体で行う
- スプリントプランニングの第一部ではプロダクトバックログアイテムをスクラムチームが選択する
- スプリントプランニングの第二部ではタスクを見積もりスプリントバックログを作成する
- スプリントバックログのタスクは開発チームによって追加・更新・削除される
- スプリントバーンダウンチャートを書く
- レトロスペクティブをスクラムチーム全体でプロセスの改善のために行う
- 完成の定義を作成する
- スプリントバックログの見積りからコミットできるベロシティが計算されている
- 開発チームのメンバーは自発的にタスクを選択する。完了まで一度にできるタスクは1つとする
- 開発チームはアドバイスや助けや情報を求めることができる
- スクラムマスターは妨害事項のトラッキングや除去を行う
- スプリント中は外部からの割り込みやアドバイスや優先順位の変更は行わない
- スプリント中の一時停止はしない
- 持続可能なペース。スケジュールだけではなく、タイムボックス化についても努力する
- 品質は交渉不可能な要素。不具合はプロダクトバックログの先頭に位置づける
- スプリントプランニングとスプリントレビューにはスプリント期間の1/20を割り当てる
状況次第で対応するオプションのルール
- すべての設備や備品が備わったスクラムチーム専用の部屋を用意する
- テスト駆動開発と継続的インテグレーション
- プロダクトバックログアイテムをユーザーストーリー形式で記述する(誰々として、私は何々できる。それによって何々の効果を得る)
- プロジェクトバーンダウンチャート、リリースバーンダウンチャート
- プロダクトバックログの見積りから計画ベロシティを計算する
- 複数チームにおけるスクラム・オブ・スクラム
- スプリントの早期中止
- プロダクトバックログの金銭価値のモデリング
- スプリントバックログを壁の大きな見えるチャートに貼る(カンバン)
- バックアップ用のプロダクトオーナーを任命する
- メンバー自身によるチームの選択
- スクラムマスターの役割をローテーションする
正直であることがすべての基本です!