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リスクバーンダウンチャートを使ってリスクを管理する

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。

マイク・コーン氏のポスト、Managing Risk on Agile Projects with the Risk Burndown Chartが良い記事なので、抜粋・意訳にてご紹介します。

短いイテレーション、1つのことへの集中、自動テストの助け、頻繁な顧客へのデリバリが、多くのプロジェクトが直面するような大きなリスクを避けてくれる。 したがって、アジャイルな開発を行っている場合は、微細に渡るようなリスクマネジメントは不要である。 以下では簡単にリスクを計測する方法(これはJohn Brothersが2004年のAgile Timesで言及した)である「リスクバーンダウンチャート」を紹介する。

上の図のように、考えられるリスク、そのリスクが実現してしまった場合に失う時間、そしてリスク発生可能性について記述しておく。 この資料は第1スプリントのスプリントプランニングミーティングの際に作成しておくことが望ましい。 また新たなリスクが発覚したときや、リスクのサイズが変更になった場合は速やかに更新する。

あとは、バーンダウンチャートにプロットしていけばよいのだが、お勧めとしては、トップ10リスクの合計の数値をプロットすればよいだろう。 サンプルのバーンダウンチャートは以下の通りだ。

普通のリリースバーンダウンチャートと同じくスプリントが進めば、バーンダウンはリニアに下がっていくだろう。 このリニアの線を赤で引いている。

リスクバーンダウンが右肩に下がっていかない場合は、チームは次のスプリントでリスクに対応する時間を確保することになる。

このようにリスクバーンダウンチャートはリスクを可視化する分かりやすい方法である。