スプリント

タグ「スプリント」のついた投稿
スプリント中の障害や割り込みはどう管理すればいいでしょうか?
2022/06/02

スプリント中の障害や割り込みはどう管理すればいいでしょうか?

スクラムの価値基準は、透明性、検査、適応です。 これを踏まえて考えると、障害や割り込みが起こったことをスクラムチーム全員が知っている状態であることが望ましいです。 例えば、開発者が障害や割り込みを受けて、プロダクトオーナーに知らせることなく対処している場合、最終的にスプリントゴールの達成があやうくなった時点で初めてプロ ……続きを読む

最初のスプリントを開始するまでに何を準備しておくといいですか?
2022/04/02

最初のスプリントを開始するまでに何を準備しておくといいですか?

最初のスプリントまでに多少の準備は必要です。 あれもこれも全部深堀すると時間がかかってムダも多いので、以下に挙げたような項目のなかから必要な項目に絞って準備します。 一般的に準備にかける時間は2週間~1か月程度です。準備に時間をかけすぎるとフィードバックを受けるタイミングが遅くなるので、スプリント1を始めるのに十分な状 ……続きを読む

なぜスプリント期間は一定なんですか?
2021/10/01

なぜスプリント期間は一定なんですか?

スクラムガイドでは、スプリント期間を一定に保つことについて直接は理由の明記はありませんが、以下のような理由です。 イベントの開催時間が明示的になるので、関係者間の予定調整が必要なくなる 同じリズムで仕事の進捗をふりかえることができるので、チームのパフォーマンスを計測したり、比較したりしやすい 同じリズムで仕事を進める ……続きを読む

スクラムではスプリントごとにリリースが必要ですか?
2021/10/01

スクラムではスプリントごとにリリースが必要ですか?

スクラムではリリースについて言及がありません。 つまりスプリントごとにリリースしなければいけないという決まりもないですし、スプリントの途中でリリースしてはいけないという決まりもありません(スプリント中にリリースし、スプリントレビューでリリース済みのものをレビューしても構いません)。 いつリリースするかはプロダクトの種類 ……続きを読む

スプリントで緊急事態が発生した場合、どうしたらいいですか?
2021/10/01

スプリントで緊急事態が発生した場合、どうしたらいいですか?

緊急事態の内容や発生源によって対応は変わります。 プロダクトの外的状況に大きな変化があったり、スプリントゴールに意味がなくなったような場合であれば、プロダクトオーナーがスプリントのキャンセルを判断することもあります。 大規模な障害やバグが発生して、すべてに優先した対応が必要な場合なども同様です。 開発者側で発生したので ……続きを読む

スプリントの時間が余ったらどうしたらいいですか?
2021/10/01

スプリントの時間が余ったらどうしたらいいですか?

ときには、スプリントバックログがすべて完成し、それでも時間が余ってしまうことがあります。 この場合にどうするかは、スクラムガイドでは決められていません。 一方で、スプリントは固定の期間であり、他のイベントとは違って、早く終わったからといって時間を短縮してはいけません。 つまり、余った時間をどう使うかはチームで決めること ……続きを読む

スプリントの長さは固定ですが、祝祭日があって営業日が減る場合はどうしたらいいですか?
2021/10/01

スプリントの長さは固定ですが、祝祭日があって営業日が減る場合はどうしたらいいですか?

スプリントプランニングやスプリントレビューは定期的に実施することにメリットがあるので、基本的に曜日を固定することをお勧めします。 つまり祝祭日があった場合は、その分スプリントの稼働日数は減ります。 開発チームが使える時間も減るので、計画ではそれを考慮して、取り組むプロダクトバックログアイテムを減らすのが一般的です。 ま ……続きを読む

初めてのスクラムでは、スプリント期間はどれくらいがおすすめですか?スプリント期間を決める上でのポイントはありますか?
2021/10/01

初めてのスクラムでは、スプリント期間はどれくらいがおすすめですか?スプリント期間を決める上でのポイントはありますか?

5年前くらいまでは最初は2週間スプリントにしているチームが多かったと思うのですが、最近では1週間スプリントにすることをお勧めしています。 主な理由は以下のとおりです。 レトロスペクティブ(ふりかえり)が頻繁にあるので改善が進む 計画の精度が高くなる 例え失敗しても一週間で済むので実験しやすい ベロシティの数字がすぐ出 ……続きを読む

各スプリントで回帰テストをすると大変なのですがどうしたらいいですか?
2021/10/01

各スプリントで回帰テストをすると大変なのですがどうしたらいいですか?

完成の定義という品質基準をスプリント開始前に定めて、スプリントではその品質を満たすようにしないといけません。 そもそもその基準を満たしていないものは、リリース判断の対象にすらならず、プロダクトバックログアイテムも完成とはなりません。 したがってテストは自動化し、コードの変更を行うたびに全てのテストを毎回自動で実行しリグ ……続きを読む

結合とバグ修正がスプリント終盤に集中するのですがどうしたらいいですか?
2021/10/01

結合とバグ修正がスプリント終盤に集中するのですがどうしたらいいですか?

これは複数のプロダクトバックログアイテムを平行して開発しているときに起こります。例えば個人にプロダクトバックログアイテムを割り当てたり、スプリントのなかでミニウォーターフォールをやっていたりする場合が該当します。 このようなやり方をするとスプリントでインクリメントが完成しないリスクが高くなります。インクリメントが完成し ……続きを読む

要件定義や設計だけを行うスプリント、テストだけを行うスプリントというのはダメですか?
2021/10/01

要件定義や設計だけを行うスプリント、テストだけを行うスプリントというのはダメですか?

新規プロダクトの場合は、最初のスプリントの開始前に、スプリント0と呼ばれる助走期間をとってビジョンを明確化したり、初期の要件を収集したり、アーキテクチャを検討したりすることがあります。これについては時間を限定して実施する分には構いません。準備不足で決まっていないままに進めると、スプリントが空回りするためです。 一方で、 ……続きを読む

スプリントでの作業の進め方
2020/05/01

スプリントでの作業の進め方

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 スプリントでの作業の進め方について以下のような質問を頂きました。 2週間スプリントでスクラムに取り組んでいます。 スプリントの中では、要件定義→開発→テスト項目作成→テスト→ユーザー受け入れテスト→リリースの順番に進めていますがミニウォーターフォール型との違いが分かりません。ど ……続きを読む

スプリント1を始める前にどんな準備をするか
2019/06/29

スプリント1を始める前にどんな準備をするか

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 スクラムでスプリント1を開始する前にどんな準備をしておくと良いかについては、Regional Scrum Gathering Tokyo 2018で話をしたのですが、改めて文章化してみました。 なお、かなり長いので関係なさそうなところは適宜読み飛ばしてください。 1. はじめに ……続きを読む

リリーススプリントとはなにか
2018/02/26

リリーススプリントとはなにか

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 実際のプロジェクトやプロダクトでスクラムを利用している場合、リリースの前に「リリーススプリント」と呼ばれる期間を設けて、残作業を行うことがあります。 これが何なのかについて見ていきたいと思います。 なお、リリーススプリントは、スクラムガイドなどで定められているスクラムの要素では ……続きを読む

アジャイルコーチはなぜ1週間スプリントを勧めるのか
2018/02/15

アジャイルコーチはなぜ1週間スプリントを勧めるのか

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 職業柄スクラムを始めたばかりのチームを支援することがよくあります。 そのような状況で、ロールの明確化や初期のプロダクトバックログの準備とあわせて話題にのぼることが多いのが、スプリントの期間をどうするかです。 そして、多くの場合、1週間スプリントを提案しています。 今回はなぜ1週 ……続きを読む

スクラムで開発チームが自由な取り組みをするには?
2017/08/06

スクラムで開発チームが自由な取り組みをするには?

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 スプリントをずっと回していると、「いつもスプリントに追われている気がする」「一回立ち止まってゆっくり考えたい」「情報共有ができていない気がするので整理したい」「技術検証をもっとやりたい」「勉強時間をとりたい」といった話を聞くことがあります。 それに対して、どのように対処していく ……続きを読む

スプリントの期間を長くしたいと思ったら...
2011/09/09

スプリントの期間を長くしたいと思ったら...

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 元記事はLichard Lawrence氏のWhy Longer Sprints Probably Won’t Helpです。 良記事でしたので抜粋・意訳にてご紹介します。 本文に入る前に若干前提事項を補足しておきます。 以下で言っている「スプリント期間を伸ばす」というのは、 ……続きを読む

チームサイズ・スプリント期間・プロダクトバックログアイテム数について
2011/03/16

チームサイズ・スプリント期間・プロダクトバックログアイテム数について

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 Peter Stevens氏が行ったオンライン調査(調査母数は85)をもとにしてチームのサイズとスプリント期間とプロダクトバックログアイテムの数におけるスプリントの成功への関連について以下で述べているので、それを元に考察してみましょう。 Success Factors in a ……続きを読む

アジャイルコーチングやトレーニングを提供しています

株式会社アトラクタでは、アジャイル開発に取り組むチーム向けのコーチングや、認定スクラムマスター研修などの各種トレーニングを提供しています。ぜひお気軽にご相談ください。

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  • スクラム実践者が知るべき97のこと
  • 著者/訳者:Gunther Verheyen / 吉羽龍太郎 原田騎郎 永瀬美穂
  • 出版社:オライリージャパン(2021-03-23)
  • 定価:¥ 2,640
  • スクラムはアジャイル開発のフレームワークですが、その実装は組織やチームのレベルに応じてさまざまです。本書はスクラムの実践において、さまざまな課題に対処してきた実践者が自らの経験や考え方を語るエッセイ集です。日本語書き下ろしコラムを追加で10本収録
  • プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける
  • 著者/訳者:Melissa Perri / 吉羽龍太郎
  • 出版社:オライリージャパン(2020-10-26)
  • 定価:¥ 2,640
  • プロダクト開発を作った機能の数やベロシティなどのアウトプットで計測すると、ビルドトラップと呼ばれる失敗に繋がります。本書ではいかにしてビルドトラップを避けて顧客に価値を届けるかを解説しています。
  • SCRUM BOOT CAMP THE BOOK 【増補改訂版】
  • 著者/訳者:西村直人 永瀬美穂 吉羽龍太郎
  • 出版社:翔泳社(2020-05-20)
  • 定価:¥ 2,640
  • スクラム初心者に向けて基本的な考え方の解説から始まり、プロジェクトでの実際の進め方やよく起こる問題への対応法まで幅広く解説。マンガと文章のセットでスクラムを短期間で理解できます。スクラムの概要を正しく理解したい人、もう一度おさらいしたい人にオススメ。
  • みんなでアジャイル ―変化に対応できる顧客中心組織のつくりかた
  • 著者/訳者:Matt LeMay / 吉羽龍太郎、永瀬美穂、原田騎郎、有野雅士
  • 出版社:オライリージャパン(2020-3-19)
  • 定価:¥ 2,640
  • アジャイルで本当の意味での成果を出すには、開発チームだけでアジャイルに取り組むのではなく、組織全体がアジャイルになる必要があります。本書にはどうやってそれを実現するかのヒントが満載です
  • レガシーコードからの脱却 ―ソフトウェアの寿命を延ばし価値を高める9つのプラクティス
  • 著者/訳者:David Scott Bernstein / 吉羽龍太郎、永瀬美穂、原田騎郎、有野雅士
  • 出版社:オライリージャパン( 2019-9-18 )
  • 定価:¥ 3,132
  • レガシーコードになってから慌てるのではなく、日々レガシーコードを作らないようにするにはどうするか。その観点で、主にエクストリームプログラミングに由来する9つのプラクティスとその背後にある原則をわかりやすく説明しています。
  • Effective DevOps ―4本柱による持続可能な組織文化の育て方
  • 著者/訳者:Jennifer Davis、Ryn Daniels / 吉羽 龍太郎、長尾高弘
  • 出版社:オライリージャパン( 2018-3-24 )
  • 定価:¥ 3,888
  • 主にDevOpsの文化的な事柄に着目し、異なるゴールを持つチームが親和性を高め、矛盾する目標のバランスを取りながら最大限の力を発揮する方法を解説します
  • ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント
  • 著者/訳者:リチャード・シェリダン / 原田騎郎, 安井力, 吉羽龍太郎, 永瀬美穂, 川口恭伸
  • 出版社:翔泳社( 2016-12-20 )
  • 定価:¥ 1,944
  • 米国で何度も働きやすい職場として表彰を受けているメンローの創業者かつCEOであるリチャード・シェリダン氏が、職場に喜びをもたらす知恵や経営手法、より良い製品の作り方などを惜しみなく紹介しています
  • アジャイルコーチの道具箱 – 見える化の実例集
  • 著者/訳者:Jimmy Janlén / 原田騎郎, 吉羽龍太郎, 川口恭伸, 高江洲睦, 佐藤竜也
  • 出版社:Leanpub( 2016-04-12 )
  • 定価:$14.99
  • この本は、チームの協調とコミュニケーションを改善したり、行動を変えるための見える化の実例を集めたものです。96個(+2)の見える化の方法をそれぞれ1ページでイラストとともに解説しています。アジャイル開発かどうかに関係なくすぐに使えるカタログ集です
  • カンバン仕事術 ―チームではじめる見える化と改善
  • 著者/訳者:原田騎郎 安井力 吉羽龍太郎 角征典 高木正弘
  • 出版社:オライリージャパン( 2016-03-25 )
  • 定価:¥ 2,138
  • チームの仕事や課題を見える化する手法「カンバン」について、その導入から実践までを図とともにわかりやすく解説した書籍。カンバンの原則などの入門的な事柄から、サービスクラス、プロセスの改善など、一歩進んだ応用的な話題までを網羅的に解説します。
  • Software in 30 Days スクラムによるアジャイルな組織変革“成功"ガイド
  • 著者/訳者:Ken Schwaber、Jeff Sutherland著、角征典、吉羽龍太郎、原田騎郎、川口恭伸訳
  • 出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-03-08 )
  • 定価:¥ 1,680
  • スクラムの父であるジェフ・サザーランドとケン・シュエイバーによる著者の日本語版。ビジネス層、マネジメント層向けにソフトウェア開発プロセス変革の必要性やアジャイル型開発プロセスの優位性について説明
  • How to Change the World 〜チェンジ・マネジメント3.0〜
  • 著者/訳者:Jurgen Appelo, 前川哲次(翻訳), 川口恭伸(翻訳), 吉羽龍太郎(翻訳)
  • 出版社:達人出版会
  • 定価:500円
  • どうすれば自分たちの組織を変えられるだろう?それには、組織に変革を起こすチェンジ・マネジメントを学習することだ。アジャイルな組織でのマネージャーの役割を説いた『Management 3.0』の著者がコンパクトにまとめた変化のためのガイドブック