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Q. プロダクトバックログアイテムがたくさんあって整理に時間がかかるのですが、どうしたらいいですか?
プロダクトバックログに含まれるアイテムが多すぎて、整理しきれなかったり整理に時間がかかったりする状況は不健全です。 以下のような点について見直してみましょう。つまり、効率的な管理の方法を模索するのではなく数を減らしましょう。捨てましょう。
- ゴミが混ざっていないか。何年もプロダクトを運用していると時間の経過とともに、プロダクトバックログが全部入りのごちゃごちゃしたものになりがちです。一旦全部眺めて、不要なものを捨てましょう。半分くらいのアイテムは捨てられるはずです。どうしても捨てられない場合は、当面関心を持ちそうにない項目を別の場所に移しましょう。それでしばらくの期間みないようであれば捨てることができるはずです
- 粒度が細かすぎないか。プロダクトバックログは上位ほど具体的で、下位になるにしたがってざっくりとした内容になります。着手時期が近づくにつれて詳細化されて、1スプリントに収まるサイズに分割されていきます。これによって無駄な詳細化を防ぎます。このような状態になっておらず、すべてが詳細になっているとアイテムの数が増えて管理しきれなくなってしまいます。着手時期が明確でないもの、着手するかどうかわからないものは、一旦まとめてしまいましょう
スクラムチームが常に十分手入れされた状態を保てるアイテム数は、最大でも100個程度です。それ以上になっている場合は上記のような観点で対応するとよいでしょう。
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SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】 スクラムチームではじめるアジャイル開発
- 著者/訳者:西村 直人、 永瀬 美穂、 吉羽 龍太郎
- 出版社:翔泳社
- 発売日:2020-05-20
- 単行本(ソフトカバー):288ページ
- ISBN-13:9784798163680
- ASIN:4798163686