アジャイル開発に取り組むチーム向けのコーチングや、技術顧問、認定スクラムマスター研修などの各種トレーニングを提供しています。ぜひお気軽にご相談ください(初回相談無料)
Q. 顧客や上司、社内の関係部門がウォーターフォール型の報告を求めるのですがどうしたらいいですか?
アジャイル開発をきちんと理解できていないと、結果的に従来と同じようにスコープ、期日、費用を全て固定して達成しようとしがちですし、その観点で全体を見ようとしてしまいます。 また、関係者のプロジェクトへの継続的な関与が不十分になることもあります。 したがって関係者がアジャイル開発の概念を理解していない場合は、考え方を説明するセッションやトレーニングを事前に実施します。 後から散発的に説明するとどうしても時間が余計にかかるので、先に理解してもらってから始めるということになります。 それでも報告が従来の形に近いものが求められることはありますが、それぞれの数値からどんなことが知りたいのか把握できれば、アジャイル開発の工程の中でも他のメトリクスを使って説明することもできるはずです。 プロジェクトの立ち上げフェーズで報告の仕方についても議論し決定しておくとよいでしょう。
なお、精緻なデータを集めたりレポートを作る作業を開発チームにさせてしまうと、価値のあるプロダクトを作るのに使える時間が減ります。 スクラムマスターやプロダクトオーナーが良きに計らって報告する形がベストだと思います。 もちろん開発チームは常に透明性のある状態でなければいけないことに変わりはありません。
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SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】 スクラムチームではじめるアジャイル開発
- 著者/訳者:西村 直人、 永瀬 美穂、 吉羽 龍太郎
- 出版社:翔泳社
- 発売日:2020-05-20
- 単行本(ソフトカバー):288ページ
- ISBN-13:9784798163680
- ASIN:4798163686