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ryuzeeによるブログ記事。不定期更新
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Electronでデスクトップアプリを簡単構築

全国5000人のエンジニアをやめて寿司職人になろうと思っているみなさんこんばんは。

前回までスライド共有用のアプリケーションを趣味(リハビリ)で作っていたのですが、折角なのでデスクトップクライアントも作ってみました。 構築にはElectronを使ったのですが、結構簡単にできたので記録としてまとめておきます。

Electronって何?

  • GitHubが開発するクロスプラットフォームで動作するアプリケーションを開発するためのフレームワーク。
  • コードの記述はHTML5とNode.js。その範囲であれば既存のWeb開発技術が使いまわせる。例えばjQueryとかAngularなんかを使うのも可能
  • Chromeブラウザのオープンソース版のChroniumのエンジンを内蔵
  • 例えばAtom・Visual Studio Code・Slackクライアントや、日本だとKobitoあたりがメジャー

作り方

あちこちに記事があがっているのでそれを参考にすれば取りあえず動くところまでは迷うことはまずない。以下ポインター

作ってみての感想

  • ソースはここ
  • とりあえず動くものを作るのは簡単で、クライアントアプリ経験のない人が新規技術を習得せずに始められる敷居の低さは良い
  • ワンソースできちんとMac・Windows・Ubuntu上で動作した。ただChroniumの違いかスクロールバーの見栄えなどに若干バラつきはあった
  • 僕は長くDelphiとかVisual Studioとかを使っていたので、やはりそっちが楽だと感じるが、開発環境が小慣れてくると話は違いそう
  • ビルドしてできたファイルがでかい。minifyしてから配布する方がよさそう
  • 業務アプリのIE対応とか泣けるので、こいつで作って一括配布とかアリな気がする