Agile Conference Tokyo 2009に行ってきた

 2009/12/08

カンファレンスの詳細は技術評論社のサイトで。

開催は品川のコクヨホールで、12時開場、13時基調講演という流れで進んだ。 先着200名に本をくれる&さらに先着でPokenをくれる、ということなので、丁度12時くらいに行ったのだが、既に結構並んでいた。(実は同じ本を持っていたことが判明。最近このパターン多い) 参加者は300人ということだったが、ほぼ満席で、かつスーツな方が7割(僕は当然私服)ということでマネージャ層あたりまでAgileへの関心を持ち始めているんだなぁという印象。Certified Scrum Master研修とは明らかに来ている客層が違う感じだった。

個別セッションの感想を以下に。

Thought Works社のXiao Guo氏の基調講演

  • 通訳がgdgdだったので英語で拝聴。CSM研修でのミルズさんの通訳の素晴らしさを改めて認識
  • 「大規模システムでのベストプラクティスとその適用」という副題だったので、大規模にフォーカスして話されるかと思ったが、大規模の話は後半ちょっとだけ。ちょっと内容が薄く広すぎ
  • CIツールを階層化してテスト時間を短縮している
  • MingleはThought Works社が出しているRuby製のScrum支援ツール。名前は知っているが未体験なので今度試す。
  • ペアプロは徹底されているようだ。うちはレビューで代替しているけど、試すかなー。

MS長沢さんによるMS社のアジャイルへの取り組みとVisual Studio 2010の紹介

  • プロジェクトでExcel大活躍。意外な気もするが、便利は便利だよね。間違っても仕様書の方眼紙としては使ってほしくないが、バックログ管理に使うのは十分あり。
  • MSは昔からアジャイル。確かに「戦うプログラマ」でもデイリービルドしてたし、新機能の前に欠陥を直すプロセスが徹底されていた気がする。
  • Visual Studioをはじめとして、MSの製品はWFで作るには規模が大きくなりすぎているんだろうと思う。目の前の一歩が正しいことを保証しないと歩けない、そういう印象。
  • Visual Studioの機能は相変わらず豊富。でもこれチームの学習コストは高そうだなぁ、というのが率直なところ。Visual Studioからは大分離れている(未だにVS6.0でMFC触ってたりして)ので普通の人がどうなのかは分からないけど。
  • コードベースを綺麗に保つのを重要視しているのは非常に同感。

IBM玉川さんによるIBM社のアジャイルへの取り込みとRational Team Concertのデモ

  • 先日も説明を受けているので、Rational Team Concertの機能自体はまずまず分かってたが、やっぱり良い製品だと思う
  • 問題は導入する組織への適合性で、いきなりScrum初心者チームが、支援なしに導入するのは無理かな。色々出来すぎるので困ってしまうかも。僕はそのうちチームで1回使いたい。
  • プレゼンの準備中に、オープンソースのIceScrumを試してみたが、ダメだった。オープンソースならAgiloな方向かね。
  • IBMでは案件開始前にAgileへの適合性のチェックリストが用意されていて、多くのプロジェクトがAgileというのが驚き。こういうベーシックな判断ロジックをきちんとプロセス化しているからこそ無駄にリスクを抱えないで済むのだろう
  • 体制面でも社内でのAgile支援体制が整っているようで、これは他社は真似できないな。さすがIBM。僕が3月末までいた会社でははっきりした支援体制ってなくて海賊的に動かざるを得なかったし。

その他

  • 日立のプレゼンのところで帰ってしまったんだけど、資料を見る限り、やはりIBMとの力量の差がありそうだな
  • 個人的には単にプラクティスをいくつかつまみ食いしたスパイラルモデルのような感じかと思われる
  • オフショアでやるときに、オフショア側の人たちを同じチームとして扱えるのかどうかが肝だと思う。目標の共有がなければ開発者のモラルも上がらないし、極論するとチームの目標の共有がなければAgileではないと思う。
  • 休憩時間が5分ってのは難ありだなー。トイレが大行列だった(^^;

 2009/12/08

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