オフショアはコスト削減につながらない

 2009/12/05

Zen, Project Management, and Life: Proof that Agile Worksより。 TwitterでRTされていたのだが、偉い人への説得材料用としててきとーに要約しておいておく。 ここで言っているオフショアは、日本でいうところの下流工程の海外への丸渡しであり、分散Agileではない。 自分がやっているAgile研修でたぶん話す。 日本の大きいSIerの政治的には偉い人たちはオフショアだー、とか言うけどこういう数字みてどう思うのかね。

この手の話は全部のPJでAgileやったほうがうまくいく、とかAgileのほうが絶対コストが安い、納期が短いんだ!とかそういうのを保証しているものではない。自社の状況、チームの成熟度とか、色々な要因に左右されるから自分でよく考える必要がある。(というか考えるきっかけになればいい)。 また調査は特定規模のプロジェクトに固定しているので、それより大規模になると違う結果が出てくるかもしれない。

要約

  • 調査結果は20年間に行われた8000のプロジェクトを対象とし、似たようなLOC規模のものを比較したもの
  • プロジェクト全体の平均コストは350万$で、オフショアの場合320万ドル、Agileの場合は220万$が平均となった
  • 時間という面で見ると、オンショアで12.6か月、オフショアで9.6か月、Agileで7.8か月が平均
  • 品質面でみると、オンショアは平均2702の不具合、オフショアは驚くことに7565の不具合。そしてAgileの場合はたった1372個の不具合
  • 上記より分かると思うが、オフショアの方がプロジェクトコストが少なくなったとしても、不具合の補修にお金がかかることになる
  • ちゅうことで結論は
  • オフショアは実はコストカットには繋がっておらず、Agileの方が安くできる

要約対象にした原文は以下の通り。

I came across a very interesting article yesterday from Cutter Consortium (read it here). The article provided evidence about how offshoring doesn't really save you any money, but it also showed how agile does save you money.

The conclusions were based on 20 years of research across 8000 projects. It compared projects of similar size in terms of lines of code. The average project cost $3.5 million. Offshoring it reduced the cost to $3.2 million. The agile project cost $2.2 million.

From a time perspective, the on shore project took 12.6 months, 9.6 for the offshore, and 7.8 months for the agile project.

From a quality perspective, the onshore project had on average 2702 defects, an astounding 7565 defects for the offshore, and only 1372 for the agile project. So even though the offshore project cost less, you made up for it in fixing defects.
 2009/12/05

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